2024年 : 流星群カレンダー

流れ星ピーク 次いつ 年間 流星群カレンダー
流星群とは、夜空のとある中心から放射状に広がるように出現する多数の流星のことです。

流星群の出現は、毎年同じ時期に見れる定常群と、数年~数十年おきに活発に出現する周期群、突然出現する突発群に分けられています。

流星群ウォッチになれていない方々は、毎年同時期に見れる定常群が分かりやすく、星空鑑賞計画も立てやすいでしょう。なお、ピーク日時の予想時刻は過去データから求められている例年のピークを参考に予測しています。

これから見れる流星群のリストとして参考にしてください。

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2024年:主要流星群カレンダー
流星群名 活動期間 ピーク日時(月齢)
しぶんぎ 12月28日~
1月12日
1月4日18時
(月齢22)
こと 4月14日~
4月30日
4月22日16時
(月齢14)
みずがめη 4月19日~
5月28日
5月6日06時
(月齢27)
うしかい 6月22日~
7月2日
6月27日14時
(月齢21)
みずがめδ 7月12日~
8月23日
7月30日3時
(月齢25)
やぎ 7月3日~
8月15日
7月30〜31日〈※1〉
(月齢24)
ペルセウス 7月17日~
8月24日
8月12日23時
(月齢9)
りゅう 10月6日~
10月10日
10月8日22時
(月齢6)
オリオン 10月2日~
11月7日
10月21日15時
(月齢19)
しし 11月6日~
11月30日
11月17日20時
(月齢16)
ふたご 12月4日~
12月17日
12月14日10時
(月齢14)
こぐま 12月17日~
12月26日
12月22日19時
(月齢22)

※1:やぎ座α流星群には目立つ極大がなく、7月末頃がおおむねのピークですが、活動期間のあいだ流星を楽しむことができます。

三大流星群

流星群は小規模なものから『三大流星群』のような大規模な流星群まで、年間をとおして幾つも見ることができます。

毎年定期的に多くの流星が出現する流星群を『三大流星群』と表現しています。この3つの流星群は「しぶんぎ座流星群」「ペルセウス座流星群」「ふたご座流星群」です。

しぶんぎ座流星群:方角と条件

星図

しぶんぎ座流星群 極大 ピーク 日時 見える方角 月齢

観測情報

極大時刻 2024年の『しぶんぎ座流星群』のピークは1月4日18時頃と予想。
月齢 月齢22:下弦の半月
観測条件 2024年 しぶんぎ座流星群の極大日時は1月4日18時頃と、流星の放射点がかなり低い位置となるため、放射点が高くなる4日と5日の深夜〜早朝の時間帯が見ごろ。
午前5時ごろに見える流星の数は、空の暗い場所で1時間あたり約10個。
なお、両日ともに流星放射点の近くに月があり、その付近では月明かりの影響を受けます。
見る方向 流星の出現位置は『北東』方向。流星は広い範囲で見えますが、流星放射点から近い空(南東)に月明りがあるので、月が視界に入らない方向を見て観測しましょう。

ペルセウス座流星群:方角と条件

ペルセウス座流星群:星図

ペルセウス座流星群 極大 ピーク 日時 見える方角 月齢

ペルセウス座流星群:観測情報

極大時刻 2024年の『ペルセウス座流星群』の流星ピークは、8月12日23時ごろの予測。
月齢 月齢7:月は明るいものの、夜半前に月が沈むため、流星群が多くなる夜半から明け方までの時間帯は月明かりの影響は無し。
観測条件 2024年のピーク(極大)は、12日深夜から13日未明にかけてで、月明かりの影響もなく多くの流星が見られそう。
また、ピーク前後となる11日の夜から13日の夜までの3夜は、普段より目立って多くの流星を見れるでしょう。

予想極大時刻である12日23時頃は多くの流星が見れそうですが、流星放射点がまだ低いため、空の暗い場所の流星数は1時間あたり約25個の予想。
もっとも多く流星が見られるのは、流星放射点が高くなる13日の夜明け近くで、空の暗い場所での流星数は1時間あたり約40個と多数を予想。

見る方向 流星はペルセウス座を中心として出現。ペルセウス座流星群の放射点は、13日、14日午前3時ごろに真上からやや北東方向にあります。流星は夜空一面にの出現するので、雲がなければどの方向を見てもOKです。2024年は月明りの影響がなく絶好の観測環境。

ふたご座流星群:方角と条件

ふたご座流星群:星図

ふたご座流星群 極大 ピーク 日時 見える方角 月齢

ふたご座流星群:観測情報

極大時刻 2024年の『ふたご座流星群』の流星ピークは、12月14日10時ごろの予測。
月齢 月齢13:ピーク期間はほぼ満月。
観測条件 2024年のピーク(極大)は、12月12日夜から12月15日明け方までの3夜。しかし、15日にかけて満月となり一晩中明るい月明かりの影響を受けるため、暗い流星が見えづらく観察の条件は良くない。
ただ、ふたご座流星群は明るい流星も多く流れるので、普段の流星群より期待できます。もっとも見えやすいのが、12月13日21時ごろから14日5時ごろにかけてで、1時間あたり約30個〜約40個の流星が確認できると予測。
見る方向 ふたご座流星群の放射点は、頭上付近になりますが、ピーク期間中は月が明るく流星観察の邪魔となります。
対策としては、月明かりが目に入らないよう月が輝く空とは反対側の空を見たり、少し低めの空を観測しましょう。